2015年9月17日木曜日

山羊のメイが、息を引き取りました。

9月15日、一番小さい山羊のメイが息を引き取りました。






他の二頭に比べると一月違いで生まれた事から体も小さく、引き取って来た時から体調も悪い時

が多かったのですが、餌をたくさん食べさせる事や、体調の変化に気を付けていたため一番手を

かけていた子でした。

しかし最近はは食べる量も増え、元気にしている事が多く安心し、大きく育ってくれる事を望んでい

ました。

先週の木曜日から、メイだけでなく他の山羊もお腹を下していて、それが体調不良の目安でもある

ので様子を見ていました。

しかしメイだけお腹を下したままの状態が続き、それでも多少回復してきているのでもう少し様子を

見てから判断しようと思っていたのですが、9月13日土曜日の夕方から、座って立つのがおっくうに

なっていきました。


動物病院が日曜は休みのところが多いのもあり、なんとか月曜日の9月15日までもってもらうしか

なく、様子を何度か見に行くことしか出来なかったのですが、翌日の9月14日の朝は歩けない状態

となり、座っていても安定しないで真横に倒れこむまで体調が変化したため、引き取りをした方に相

談したところ、羊麻痺ではないかという事でした。


蚊を媒体として、脊髄にウィルスが入り込む病気でフィラリアであり、食欲などは落ちないし元気で

あるが発症してしまうと四肢に力が入ら無くなり、死に至ります。

症状が出た時に薬を投与しても、元に戻るかはどこにウィルスが入り込んだか、山羊の体力など

絶対に回復するわけではなく、また、山羊自体が我慢強い性格をしているのもあり発症してから対

処をしても助かる山羊は一部です。

前もって予防接種をしておけばよかったのですが、羊麻痺の予防は他の二頭も含めてしていませ

んでした。

なんとか明日まで長らえてもらい、獣医師に見てもらう事を希望に、メイを他の山羊と隔離しそばに

付き添い、手から餌を与えていくと夕方には起こせなかった体を起こせるようになり、甘えてくるような

元気も戻って来た事から、もしかしたらなんとか…と、思っていました。

しかしその日の夜9時頃から、寂しい時に呼ぶような鳴き声が多くなり、その時間が30分に一度か

ら、少しずつ短くなっていきました。

僕は口元に水をあげて飲ませたり、体をさすって声をかけ続ける事しか出来ませんでした。

「頑張れ、生きろ、諦めるな。」という声に応えるように、少し落ち着いたら眠る、という繰り返しが続

きましたが、夜中の3時頃から泣くのが頻繁になり、声も細く高くなっていきました。


9月15日、朝方の5時頃、座って首を起こす事が完全にでき無くなり、首を抱えてさすってあげてい

ましたが、どんどん声は力なく、足腰も完全に力が入らない状態になっていきました。

そして最後は生きたい、生きたいというように息を吐き、朝方の6時頃に、ゆっくりと息を引き取りま

した。



ちょうど生後5ヶ月、体が大きくなかったので手もかかりましたが、小さくて可愛いため見に来た子

供にも人気が高く、おとなしくマイペースな子でした。



その日のうちに業者の方に後の事をお願いし、最後に

ごめんね、ありがとう

と言ってお別れしました。


生き物を飼っているのでこういう場面はこれからもあるのだと思っています。でも私はメイの事を一

生忘れないと思っています。





0 件のコメント:

コメントを投稿